すぐに始められる動画SEO対策!キーワード選定のポイント|YouTubeのことならYouTube総研

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すぐに始められる動画SEO対策!キーワード選定のポイント

2018.05.11

コラム

すぐに始められる動画SEO対策!キーワード選定のポイント

SEOを意識してこそ成功できる動画マーケティング
かつてはインターネット上から得る情報のスタイルは、テキストによるものや静止画が主流で、動画の利用はごく限られていました。しかし今日では、多くの情報を分かりやすくコンパクトに、強く印象づける方法で伝えられるという特性から、むしろ動画コンテンツを活用することが王道になりつつあります。

安定した高速インターネット環境の整備とモバイル端末の普及など、ハード面・ソフト面の進化も動画へのシフトを後押しするところとなり、オンライン動画を視聴する体験も、一般の人々における日常になったといえるでしょう。それに伴い、インターネット上の動画コンテンツが消費行動に与える影響も加速度的に増大、いまや動画マーケティングは業種業態にかかわらず、欠かすことのできない重要ポイントとなっています。

商品やサービス、企業の存在をアピールするシンプルなものはもちろん、ブランドの世界観やメッセージ、企業理念を伝えるもの、商品の背後にあるストーリーや便利な使い方を解説するもの、株主への情報提供や商品・サービス顧客へのアフターサポートを目的としたものまで、用途や内容も多彩になり、インターネット上には数多くの動画コンテンツがあふれる時代となりました。

動画の重要性は今後も変わることはなく、むしろ増していくと見込まれますが、数がさらに膨大なものとなっていく以上、ただ投稿・配信するだけでは、ターゲットに届かない、気づいてさえもらえないという事態にも陥ってしまうでしょう。

そうした事態を回避するため、実行すべきことといえばやはりSEO対策です。そこで今回は動画SEOの重要性を認識し、成功を引き寄せるにはどう対処していくべきなのか、とくにキーワード選定の方法にフォーカスしつつ解説していきます。

コンテンツの質とともに重要なSEO対策
まず基礎の確認から始めましょう。SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)のことで、動画なら動画といった特定のコンテンツを検索結果の上位に表示させる手法をいいます。他のコンテンツよりも検索結果上位に食い込ませられれば、それだけ自然に多くのユーザーの目に触れるところとなりますから、再生回数の向上、マーケティング効果アップを見込めるでしょう。

検索結果の表示は、用いられているエンジンに独自のアルゴリズムで決定されており、いずれも詳細情報は公開されていませんから、何をもってその順となっているか断言することはできません。

しかし対策方法がないというわけでもありません。試行錯誤を繰り返し、一定の手法が見出されてきているほか、検索エンジン最大手で、あのYouTubeも傘下とするGoogleも、コンテンツの品質によって決まるといった基本姿勢などは明らかにしていますから、ユーザーにとって有益な情報を提供する動画だということを分かりやすく示す周辺情報を丁寧に整え、コンテンツ本体に紐付けておけばよいのです。

もちろん動画そのものの内容が伴っていなければ、ユーザーはすぐに離れてしまいます。かえって企業やブランド、商品イメージの悪化を招くことになりかねませんし、不適切なSEO実行にはペナルティによる順位の低下措置がとられることもあります。ですから、動画コンテンツの質にこだわるとともに、適切なSEO対策を並列して行うことが大切なのです。

最適なキーワードを選びとるには?
SEOの周辺情報として最低限整えておくべきものとしては、タイトルと説明文、タグ、サムネイルが挙げられるでしょう。これらがそもそも設定されていなかったり、的外れな内容となっていたりしたのでは、ターゲットに見つけてもらえる可能性が著しく低いものになってしまいます。

このうちのタイトル、説明文、タグで重要になるのがキーワードです。キーワードはSEOの最も基礎となる部分といえます。では、動画SEOにおける個々最適なキーワードは、どのように選びとっていけばよいのでしょうか。

Google検索からのアクセスでは、YouTubeでも検索結果に表示される「ビデオキーワード」が重要になります。ビデオキーワードを探す方法にはいくつかありますが、最も簡単な方法は、動画コンテンツの大枠ジャンル名称を鍵にするものです。まずYouTubeの検索ボックスにアンダースコア「_」を入力、続いてジャンル名称を入れてみましょう。すると、関連性の高いキーワードがサジェストワードとして候補表示されます。これらはよく利用されているキーワードなので、設定時の参考にするとよいですね。

すでに公式チャンネルを開設し、YouTube動画の投稿を行っているならば、YouTubeアナリティクスのトラフィックソースを参照する方法も有効です。トラフィックソースレポートを開き、「YouTube 検索」の項目をチェックすると、視聴ユーザーがどんな検索キーワードを用いて流入したかが分かります。キーワードに使用されているのに最適化されていないワードなど、登録状況と実態の差を見つけ、対処していくことにより、効率よく検索結果表示の順位を改善させられるでしょう。

競合チャンネルの人気動画が、どんなキーワードを取り入れているか、とくに視聴回数を伸ばしているものに注目し、チェックしていく手法も王道です。こちらのコンテンツと関連性の薄いものは採用できませんが、選定傾向を学ぶなど、リストアップしてベンチマークしておく価値は十分にあります。

これらの方法によりキーワードの候補をピックアップしたら、Googleキーワードプランナーなどのツールでそのワードの検索ボリュームを確認しましょう。目安として300以上あれば、十分な検索が見込めます。

こうして見出した有効性の高いキーワードを動画周辺情報に反映させ、設定して整備するほか、新たに動画を制作していく際にも考慮に入れて動画本数を増やしていくと効果的です。コンテンツを互いに関連づけることで、より動画SEOとしての効果も上がっていきます。

また、普段から自社のターゲット層がどんな検索キーワードを用いているか、関心をもっているか、あらゆるシーンで情報を収集しておくこともとても重要です。一定以上の高精度なデータが蓄積されれば、ロングテールの複合キーワードによる動画の制作・配信も高いマーケティング効果を発揮していくでしょう。

あとはSNSでの配信やリリース発表、オウンドメディアへの掲載など、適切に露出を設計して流入ルートを増やし、再生回数が伸びるよう工夫していくことです。地道な作業が多くなりますが、その積み重ねなくしてSEO対策の成功はあり得ません。SEOの基礎を身につけ、ぜひ実践に活かしてみてください。

(画像は写真素材 足成より)

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