YouTubeで設定できる広告の種類にはどんなものがあるの?|YouTubeのことならYouTube総研

TOP  コラム  YouTubeで設定できる広告の種類にはどんなものがあるの?

YouTubeで設定できる広告の種類にはどんなものがあるの?

2018.03.01

コラム

YouTubeで設定できる広告の種類にはどんなものがあるの?

はじめに

2017年には視聴者数が月間15億人を超えるまでの巨大な動画プラットフォームになった「YouTube」。国内でも多くのユーザがいるため、企業にとってはこのプラットフォームを効果的に広告の掲載先として利用したいところでしょう。

ところで、皆さんが普段目にしているYouTubeの画面上には、多くの種類の広告があります。その多くはTrueView広告と呼ばれるもので、ユーザの属性や関心を判断して、Googleが効果的に選択をしてくれます。TrueView広告には「インストリーム広告」「ディスカバリー広告」「インサーチ広告」の3つに分けることができます。

インストリーム広告

インストリーム広告は、動画広告が流れるタイミングによって、動画本編の前に流れる「プレロール」、動画本編の途中で流れる「ミッドロール」、動画本編の終了後に流れる「ポストロール」があります。

また、インストリーム広告は、スキップ可能(スキッパブル)な動画広告とスキップ不可能な動画広告に分類することもできます。

スキップ可能な動画広告は、「5秒後にこの広告をスキップすることができます。」という表示と共にカウントダウンされ、途中でスキップが可能になる広告です。広告が1,000回表示されたとき、もしくは30秒以上視聴されたときに課金される仕組みになっています。

スキップ不可能な動画広告は、15秒以下の動画であれば、ユーザにすべての広告を見せることができるテレビCMに近い広告になります。表示頻度はあまり多くないものの、はやく動画本編を見たいユーザにとってはストレスになる可能性があります。

この他に、インストリーム広告に分類できるものとしてオーバーレイ広告があります。オーバーレイ広告は、動画本編の再生中に再生画面の下部に表示されるバナー広告です。クリックされることで課金されますが、大半のユーザは表示を消してしまうようです。

ディスカバリー広告

ディスカバリー広告(旧インディスプレイ広告)とは、ユーザが閲覧しているページ右横に表示される、コンテンツと関連性の高い内容のバナー広告です。表示回数は多い反面、クリック率はあまり高くありません。広告のクリックによって料金が発生します。

インサーチ広告

インサーチ広告とは、YouTube内の検索結果画面にトップに表示される広告で、キーワードに関連させてユーザーをピンポイントに絞り込むため、関心が向きやすいのが特徴です。この広告をクリックされたときに料金が発生します。

バンパー広告

こちらは今までのTrueView広告とは形式が異なりますが、インサーチと似ている広告に「バンパー広告」があります。

「バンパー広告」は最長6秒のスキップ不可能な動画広告で、より多くのユーザにリーチするためにつくられた広告です。広告が1,000回表示されたときに課金されます。

インストリーム広告と併用して配信できるため、ユーザにストレスをあまりかけずに、高い宣伝効果が期待できます。

マストヘッド広告

マストヘッド広告は、トップページの上部に置かれる非常に目立つ広告です。このスペースは、24時間で1社が独占して掲載することのできるスペシャルな広告枠です。

少し専門的な話になりますが、今まで紹介してきたインストリーム広告やディスカバリー広告、バンパー広告はオークション制といわれる広告でしたが、こちらは予約制の広告になります。

目立つだけあって宣伝効果も高く、その費用は数百万円にのぼると言われています。

まとめ

いかがでしたか。このように、YouTubeには様々な性格を持つ広告があります。広告の目的に合わせて、効果的な広告の種類を選択していく必要があります。それぞれの広告の性格を理解して、適切な広告を選択したいですね。