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ちょっと前に流行っていたVineって何?

2018.05.21

コラム

ちょっと前に流行っていたVineって何?

そもそも「Vine」とは何か?
Vineというのは、一時期人気を博した動画プラットフォームです。6秒という短い時間で同じ動画をループ再生するというのが特徴です。

Vineのアプリケーションでは、他ユーザーの投稿を確認したり、テーマごとのグループ、トレンドなどといった様々な観点でおすすめの動画を視聴したりすることができるというものでした。

誰でも簡単に動画投稿ができる上、やり方によっては非常に面白い動画を作れるということもあって、人気は上昇し、ユーザー数も伸びていきました。

たった6秒という短い動画が、手軽さという意味で注目されたのです。一時期は、Vineを使うVinerという人たちも現れるほどの人気を誇りました。

しかし、2012年の設立から4年後となる2016年に、サービスの終了が決定し、翌年の2017年の1月にはサービス終了しています。

Vineの魅力は?
Vineが一時、爆発的な人気を見せた理由は、その短さにあります。たった6秒という中にどんな動画を載せるかによって、そこにはドラマが生まれます。

人気の高い動画の中には、まるで一本のショートムービーを見ているかのようなものから、手品を見ているかのような不思議な動画まで、種類は様々です。

Vineでの投稿をきっかけに知名度が上がった一般人もいて、まさにYouTuberを生み出すような土壌があったわけです。

動画が流れるたった6秒という短さだからこその面白さが、Vine人気を生み、押し上げていったようです。

動画の撮り方も至ってシンプルで、画面をタップするだけで撮影がスタート、離せば終了となります。その後、緑色のバーが満タンになると6秒間の撮影が終わる仕組みになっているので、ワンタップで簡単に撮影開始と終了ができるシンプルさがウケたようです。

誰でも簡単に撮影できて、面白い動画が撮れるという手軽さが、Vineの最大の魅力であり武器であったと言えるでしょう。

たったの4年でサービス終了
このように、一時期は爆発的な人気を誇ったVineは、芸能人の間でも人気を呼び、有名人の動画が話題になることもありました。

しかし現在はサービスを終了しています。その理由は、ツイッターにあります。Vineはサービス開始前にツイッター社に買収されていますが、そのツイッター社が経営難に陥ったのです。

ツイッター社はVineのサービス終了を決めた段階ですでに大量のリストラも行うほどに苦しい状況になっていたようで、Vineに力を注ぐ余力がなくなっていたことが原因の一つでしょう。

買収先のツイッター社が経営難に陥ったことで経営のスリム化を迫られ、買い取ったVineというサービスを切り捨てざるを得なくなったということです。

また、他のSNSの台頭も原因の一つと言えるでしょう。Vineができた当初はツイッターでの動画投稿は非常に面倒でしたが、2015年よりツイッターでも動画投稿が可能になりました。

そのため、わざわざVineを使う理由がなくなったということもあります。さらにInstagramなどといった他のSNSへユーザーが流出したこともあり、Vine利用者が減ったことも大きな要因と言えます。

さらに、今人気のYouTuberの存在もあり、動画マーケティングを行う上でも、Vineから他のツールへユーザーが移行していることが大きな打撃となったと言えるでしょう。こうしてVineは、企業として苦しい立場に追いやられていったと考えられます。

現在でも画像を見ることは可能
このようにして、Vineはサービス終了を迎えましたが、過去に投稿された動画は現在でも閲覧することができます。サービス終了と共に閲覧できなくなることも多い中、この点はユーザーにとってはメリットと言えるでしょう。

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