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ユーチューバーってどのようにして、お金を稼いでるの?

2018.03.01

コラム

ユーチューバーってどのようにして、お金を稼いでるの?

はじめに

2017年にソニー生命保険が発表した「男子中学生が将来なりたい職業」についてのアンケートでは、第3位に「YouTuberなどの動画投稿者」にランクインしたことが世間を騒がせました。

そんな”職業としてのYouTuber”たちは、一体どのようにして収入を得ているのでしょうか?

YouTuberがYouTubeで食べられる理由

YouTuberがYouTubeによって生計を立てることができるのは、「YouTubeパートナープログラム」という存在があるためです。これにより、YouTuberが動画をアップロードすると収益化できるプログラムのことで、動画を観に来る視聴者に対して表示される広告や、有料サービスであるYouTube Red利用者の視聴によって収益が得られるようになります。

広告によって得られる収益は、「1再生あたり0.1円の計算になる」などと様々な憶測が飛び交っています。しかし、最近では動画の再生回数だけではなく、視聴時間が収益に関係していると言われています。

この流れによって、YouTuberも視聴者の離脱を阻止するように、高品質のコンテンツを制作することが求められるようになっているのです。

そんなYouTuberは窮地に立たされている?

人種差別や過激主義的な内容のYouTube動画に大手ブランドの広告が表示されることが問題となり、世界の大手企業であるAT&T、ションソン・エンド・ジョンソン、ベライゾン、マクドナルド、ウォルマート、トヨタなどがYouTube(Google)への広告出稿を停止するとしました。

この影響でYouTubeに掲載できる広告数自体が減り、現に、大物YouTuberが「広告収入が下がった」と動画内で発言していることが多く見られるようになっています。

Googleも不適切な動画投稿者が収益を受けている自体を野放しにしておくことはできず、YouTubeパートナープログラムの審査条件を厳格化するという対策を講じました。

まずは、2017年4月に「チャンネルで公開する動画の総再生回数が1万回以上」という基準を設けました。その後、2018年2月からは「過去12ヶ月の総再生時間が4000時間以上」、「チャンネル登録者数が1000人以上」といったように、新規参入してくるYouTuberにとっては、さらに高いハードルが設けられました。

YouTuberの新しい収入源はどこから?

今後、YouTuberにとって企業とのタイアップが主な収入源になっていくものと思われます。企業はYouTuberとタイアップをし、YouTuberに動画内でサービスや商品の紹介を依頼し、その対価として報酬を支払います。

企業としても、YouTube世代の若年層からの支持を受けるYouTuberにサービスや商品の紹介をしてもらうことで、高い販促効果が期待できるのです。

今後、YouTuberたちの収益は”企業案件”の収入に比重が移っていくのではないでしょうか。

さいごに

一時は非常に華やかな職業として注目されたYouTuberですが、これからは氷河期がやってきそうです。

自分の軸をもって多くの視聴者を獲得してきたYouTuberも、企業案件を受けながら本来の自分の動画も配信していくバランスをうまく取っていかなければ、収入が著しく低下したり、視聴者が離れていったりしてしまうでしょう。

今こそ、YouTuberの器が試されるときなのかもしれません。