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いかに視聴してもらうかが重要!適切な動画マーケティングの尺は?

2018.03.30

コラム

いかに視聴してもらうかが重要!適切な動画マーケティングの尺は?

動画の内容のみならず、動画の長さにもこだわる
動画マーケティングにおいて、動画の再生数を増やすためには、動画の内容を充実させる必要がありますが、動画マーケティングの効果をより高めたいなら、動画の長さにもこだわった方が良いでしょう。

視聴者に多くを伝えようとすると、長い動画を作成しがちですが、視聴者は、長い動画をすべて視聴するとは限りません。また、動画が短すぎると、企業が伝えたいことが伝わりにくくなってしまいます。動画は、どの程度の長さが適切なのでしょうか。

動画マーケティングの長さは、短めに抑える
動画マーケティングの長さを表現する場合、「尺」という言葉を使うことがあります。

尺とは、テレビやラジオなど、主に放送業界で使用されている言葉で、放送時間の長さのことを指しますが、それが転じて、動画作成においても「尺」が用いることが多くなっています。

動画マーケティングの尺について結論から述べると、可能な限り1分以内として、短めの動画にすることが効果的とされています。

その理由としては、テレビCMの長さと関連性があります。テレビCMの場合、15秒、または30秒という短い尺の中で、企業が伝えたいことを視聴者に訴えていますが、むしろ、短い尺の方が印象に残りやすいものとなります。

短めの動画で、インパクトのある内容に
また、長めの動画は、最後まで見てもらいにくい傾向も見られます。短めの動画は、最後まで見てもらえる確率が高くなりやすいですが、長めの動画の場合は、視聴者が興味を持てる内容でない限り、最後まで視聴してもらえるのは少ない状況となっています。

このことからも、動画マーケティングにおいては、動画を短めとして、視聴者にインパクトを与える方が、より有効であると言えます。

SNSでの動画マーケティングも、基本的に短めに
動画マーケティングの時間については、短めである方が有効と説明しましたが、参考までに、アメリカのマサチューセッツ州・ケンブリッジに本社を置く「ハブスポット社」が提案した動画の適切な長さについて紹介します。

なお、下記については、動画マーケティングに限ったものではなく、一般的な動画に関する内容となっています。

参考:Hubspot How Long Should Your Videos Be? Ideal Lengths for Facebook, Instagram, Twitter, and YouTube
https://blog.hubspot.com/

同社は、各SNSやYouTubeにおいて最適とされる動画の長さについて紹介していますが、それによると、インスタグラムは30秒、ツイッターは45秒、フェイスブックは1分、YouTubeは2分としています。

インスタグラムは画像がメインのSNSであり、次々と画像を見る傾向があることを踏まえると、画像のみならず、動画の視聴時間も短くなっていると同社は分析しています。

ツイッターも、動画の視聴時間は比較的短めですが、これは、140文字という文字数制限があり、タイムラインのコンテンツそのものが短いため、それに応じて、動画の視聴時間も短めになっているものと考えられます。

フェイスブックの視聴時間は約1分と比較的長めですが、この理由については、フェイスブックの場合は、動画の内容について、「いいね」を押すかどうか、あるいはシェアするかどうかを判断するために、じっくりと動画を視聴する傾向があるようです。

最も長かったのはYouTubeですが、YouTubeの場合は、動画視聴そのものを目的としていることから、視聴時間が長くなりやすい傾向にあるとしています。

上記より、SNSでは短めの動画が、また、動画サイトでは長めの動画が視聴されやすいと言うことが分かります。

動画の内容によっては、長めでも問題ないケースも
つまり、見方を変えれば、視聴者が興味を持ちやすい内容の動画であれば、マーケティング用の動画が長いものであったとしても、視聴者が最後まで視聴することも十分に考えられます。

例えば、視聴者が興味を持ちやすい動画マーケティングの一例としては、困りごとを解決する動画である「ハウツー系」の動画などがあります。

マーケティング向けの動画は、基本的には短めである方が有効ですが、動画の内容によっては、やや長めのものであっても、マーケティング効果が高まる場合がある、ということについても理解しておくと良いでしょう。

(画像は写真ACより)