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見逃しがちなタグの重要性!効果的な使い方を身につけよう

2018.04.09

コラム

見逃しがちなタグの重要性!効果的な使い方を身につけよう

タグの設定を最適化し動画再生回数を伸ばす!
投稿動画には、タグを付ける仕組みがあり、これによってコンテンツの分類がなされています。近年ではTwitterやInstagramで用いる「ハッシュタグ」の方が身近な存在となっていますが、動画のタグもそれと同様、情報の共有や興味関心のある層へのアプローチをスムーズに実現させる上で非常に重要な働きをします。

動画の再生回数を伸ばすことを目的とした対策はさまざまなものがありますが、このタグ付けはうまく行われれば高い効果が見込まれるにもかかわらず、意外と忘れられがちなポイントにもなっています。そこで今回はこの“タグ付け”について考えていきましょう。

そもそもタグとは?
効果的なタグ付けとその意味を考察する前に、まずタグとはなにか基礎を整理します。タグとは、その動画コンテンツと関連する言葉をキーワードとしてチェックし、ジャンル分類などが適切に行われるよう付けておく付箋のようなものです。

データとして膨大に存在し、さらに次々と投稿されてくる動画は、このタグによってカテゴリ分けされるほか、他の動画との関連づけが行われ、整理・保存・管理されるものとなります。

このタグ付けを通した仕組みにより、視聴ユーザーは自分が見たいコンテンツ、潜在的に興味関心をもっている内容の動画に素早くたどり着けるようになり、欲しい情報を次々と容易に得ていくことが可能となっているのです。

付けられたタグは、視聴ユーザー向けに公開されている動画ページで表示されることは基本的にありません。しかしカテゴリを決定し、別の動画コンテンツを視聴しているユーザーにその関連動画として紹介・表示させるために用いられているため、動画制作側がターゲットとする層、内容に興味関心を抱きやすい層のユーザーに、その動画を見つけてもらいやすくなるという点で、とても大きな力を発揮するのです。

YouTubeで動画を視聴していて、そのページに合わせて表示される関連動画の一覧表示に、また面白そうな動画、もっと見てみたい動画が見つかり、これはどうかな?と再生を次々に続けていたら、いつの間にかまとまった時間が過ぎていて、ふと見た時刻に驚いたといった経験がある方は多いでしょう。

それだけ関連動画のアピール力は強く、実際にアクセス分析を行っても、この表示を契機とした再生回数が全再生回数の6割を超えるといったケースが多いといわれています。つまり、再生回数を効果的に伸ばしていくためには、おすすめ関連動画にうまく表示されるようにすること、そのためのタグ付けを工夫することが大きなポイントになっているといえるのです。

効果的なタグ付けの方法とは?
では具体的にタグをどのように使えばよいのか、ここからは設定の仕方や高い効果の望めるスタイルなど、方法論を学んでいきましょう。

タグはその動画コンテンツの内容に関連するワードをいくつか選定し、入力、登録しておくものです。できるだけ露出を多くしたい、流入数を増やしたいという理由から、関連性の薄いワードまで50、60といった多くのタグを付けるケースも見受けられます。

確かにかつてはそれが有効に働く面もあったのですが、今日のYouTubeにおけるアルゴリズムなどでは改良が加えられ、そうした多すぎるタグ付けをスパムと判定、悪質な場合にはアカウントを停止する仕様に変化しています。

ですからやみくもに多くのタグを付ければよいのではなく、ターゲットにマッチしたワードを厳選する、その動画で本当に伝えたいことを代表するワードを逃さず入れることが大切です。数としては多くても10個まで、5~6個を設定するのが適切でしょう。

同じジャンルに属する動画で、狙う層に人気となっているもの、再生回数の多い動画をピックアップし、その動画が採用しているタグを参照、抜粋して利用するのも有効な手です。他の投稿者による動画のタグは、調べたい動画の再生ページで空白部分にポインタを置いたまま右クリック、「ページのソースを表示」でソースコードを表示させると確認することができます。コードの「meta name="keywords" content」に続いて記載されているのが、その動画のタグです。

チャンネルとして注目してもらうため、自らのアカウントでこれまでに投稿した動画と同じタグ、チャンネルタグを入れるのもポイントです。これによって動画同士の結びつきを強め、関連動画として表示させやすくすることができます。

チャンネルタグは、YouTubeの場合、マイチャンネルのリンクを入れておくと確実です。ログイン状態でサイドメニューから「マイチャンネル」を選択し、リンクで表示される「https://www.youtube.com/channel/」の後にある部分をチェック、これをIDとしてタグにするなどしましょう。

タグ付けの仕方ですが、新規投稿を行う場合には、タイトルや説明文などの編集とともに、入力して登録することができます。すでに投稿している動画の場合は、「動画の管理」から投稿済み動画の一覧を表示させ、該当動画の右下にある編集メニューから「情報と設定」を選択、編集画面に移行すると入力が可能になります。

最も伝えたいワード、核になるキーワードを先頭に入力するのがコツで、複数のワードの間は半角カンマで区切るようにします。編集が完了したら、「変更を保存」のボタンをクリックしておきましょう。

チャンネルとして共通するタグについては、アカウント管理画面の「アップロード動画のデフォルト設定」ページにある「タグ」で登録しておくと、毎回入力しなくとも自動で各動画に反映させることができます。

動画管理ページの「タグ」編集から、反映させたい複数の動画にチェックを入れ、その後でキーワード登録を行うことで、選んだ動画へと一斉にそのタグを追加するといった便利な機能もあります。YouTubeの場合を例にとって説明してきましたが、こうした方法で効果の高いタグ付けを効率よく進めてみてください。

いかがでしたか。タグの重要性と設定の仕方を理解したら、ぜひ投稿するコンテンツに適用させ、再生回数アップを目指してみてくださいね。

(画像は写真素材 足成より)